ボンちゃんとボンコセ 塩津植物研究所さんで盆栽を買いました。

これは出会いだなと思った。

 

ずっと髪を切りたいと思っていてなかなか美容室に行く暇がなくてほったらかしにしていたらいつの間にか肩下まで伸びていた。お風呂に入るのにもご飯を作るのにも髪が長いと邪魔になる。

髪を洗って乾かす時間、いちいち髪をくくる時間。トータルしたら結構なロスタイムである。子育て真っ只中の母親にとっては自分の髪の毛のことよりも“時間”の方が大事なのだ。(人によるとは思いますが)

やっと切れる!心が躍る。ま、結局いつもと同じ短めのボブヘアにするんだけどね。冒険するのが年々怖くなってる。もし失敗したら精神的にも髪をどうするかで時間をとられるのもイヤなので手入れが一番楽で慣れた髪型が一番イイ。

そんなこんなで昨日、いつもの美容室で髪を切ってもらった。

担当の美容師さんとお互いの趣味の話をして盛り上がる。美容師さんて髪を切るだけじゃなく話術も必要な職業なんだなーと思う。自分はずっと椅子に座って黙々とパソコンに向かって作業をする職種だったからこうやって直接人と接してコミュニケーションをとる仕事の人ってすごいなぁと尊敬する。

そんな話の中で気になるお店を紹介してもらった。HPを見させてもらって、コレは!と思った。すぐにこのお店に行きたいと思った。

コナランのショールームの営業時間が終わってすぐにそのお店に向かった。

「塩津植物研究所」。あまりこの辺ではみかけない植木屋さん。

今月から御所でお店の店番をすることになったので、その店先に植物を置いたらきっとぴったりだろう!と思っていたのでこれは何かのお導きだと思って植木屋さんに足を踏み入れた。

そこは植物ワンダーランドやった。日本の植物たちが広い敷地内にたくさん大切に育てられていた。

昔よく親に連れられて植木屋さんに行ったのを思い出した。広ーい敷地に色んな植物が鉢やプランターに植えられ並んでいた。その頃はただ親についていっただけだったし子どもだったのであまりピンとは来ていなかった。

今は違う。なんだかピン!と来たのだ。

お店の主人が丁寧に植木の事を熱く語ってくれる。それを聞いているだけで面白い。どんどん興味が湧いてきて一つ、お気に入りを探し出して見つけた。それはモミジ。新緑の季節には緑を、紅葉の頃には赤く色づいて季節を教えてくれる。そんなモミジが御所のお店にきっと合うだろうと思って購入を決めた。

その後、鉢も自分たちで選んで、鉢植えを指導してもらい自分の初めての盆栽が完成した。

なんとも言えない嬉しさ。これは自分の子どものような感覚。土を入れ、根を入れ、土を入れ、コケを植え、砂をかける。水をたっぷりとかけてあげ、愛でる。大切に日々を一緒に過ごしたいと思う。成長を見守りたいと思う。自分の子どものようだ。

そうして自分の手元にやってきたモミジの我が子。御所のお店に住んでもらいたい。季節を一緒に感じたい。

名前は「ボン」ちゃんに決めた。盆栽のボンちゃん。あれ?御所のお店もボンがついてる。「ボンコセ」という店名。夫に言われて気づいた!ボンサイ、ボンコセ、同じボンやないかい!いや、気づいてなかったんかい!と突っ込みを受け、偶然にしてはよく出来てるなと思った。盆栽のボンちゃん。ボンコセのボンちゃん。これから一緒にがんばって行こう。私の相方になっておくれ。

 

御所のお店

「Buon Cose」ボンコセ

https://twitter.com/@buoncose_gose

 

植木屋さん

「塩津植物研究所」

塩津植物研究所
2010年設立、奈良県橿原市、種木屋。実生、挿し木、取り木、様々な園芸技法を用い、生産した種木から盆栽への仕上げまでを一貫して行う。草木の生産や培養、治療に注力し、誰しもの「草木ノ駆け込み寺」となれるよう、人と植物のよりよい暮らしを研究している。関西を中心に盆栽教室、贈り物、買取、店舗ディスプレイ、造園(庭の手入れ)等...

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