快慶…実を言うと快慶の事はなんとなくしか知っていなくて、どちらかというと運慶の方が私の中では大きい存在でした。がしかし、最近は仏像好きの仲間が増え、仏像についてもっと深く知りたいと思うようになってきたところでの「快慶展」。これはもう行くしかない!ってか行かない意味がわからない!
そして行ってきました!快慶展!
いきなりボストンから帰国した弥勒菩薩立像がお出迎え!息を呑む美しさ。828年前に作られた仏像が今ここ目の前にある…もうそれだけで感激で胸がはちきれそう。はるばるやってきたんだね、おかえり、でもまた米国に戻っちゃうんだね。そんなことを思いつつ、快慶の珠玉の仏像を一体一体隅々まで拝見する。
確かに祈りの仏師といわれるだけに快慶の作った仏像からはひしひしと想いが伝わってきました。どんな想いでどんな魂を込めて必死に、そして淡々と…。素晴らしい仏像の数々を作ってきた快慶。快慶に思いを馳せずにはいられませんでした。
そして私が特に気になったものをピックアップしてみました。
金剛峯寺の執金剛神立像!めっちゃかっこいい!惚れましたね、「スネ」に。この筋肉の張り具合引き締まり具合、素晴らしすぎます。
そして東大寺の西大門勅額付属八天王像の誰だか忘れてしまいましたが、すいませんちょっと下品?!ですが乳首の部分についたサスペンダーの様なものが気になりました。
そして一番すごい!と思ったのが快慶の晩年の阿弥陀如来立像の袈裟のドレープ感!もうこれでもか!ってぐらいにドレープの再現が見事です!きっとドレープをやりつくしてやりきったのかなと思いました。とにかく快慶の「ドレープ」には感服いたしました。
本当に今回の「快慶展」は素晴らしいと思います。
仏像に興味の無い方も一度足を運んでみたらきっと快慶のとりこになること間違いなしだと思います。
快慶さんありがとうございました。
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