久しぶりに天王寺に降り立つ…そこは別世界。いや新世界。うん?というかこの辺あんまり来ないから方角も、どこに何があるかもワカラナイ!とりあえず地図を頼りに大阪市立美術館を探す…。何やら芝生で家族連れやカップルで賑わう公園をわき目に目的地へと急ぐ。かっこいい古びた外観の建物にたどり着く。快慶展の時の半券を窓口に提示して100円引きでチケット購入。こういうところは抜かりない。
バーンと最初に目に入ってくる仏様。飛鳥時代のなんとも言えない穏やかな、それでいて可愛らしい表情を浮かべた木造菩薩立像が出迎えてくださった。見ていてほっとする。可愛らしすぎて家に持ち帰りたくなる(ダメです)
そして軽快なポーズの阿弥陀三尊像のお一人。思わずその場で真似をしてしまった。あぁこちらの方も可愛らしいなぁと思いながら、昔の人たちに思いを馳せながら展示会場を巡る。
1000年以上前の物や、江戸時代に造られ、祈られてきた仏像が今この目の前にいらっしゃることの尊さを噛みしめながら、一つ一つの仏様を目に焼き付けながら一体一体と向き合った。いや、お一人お一人とも言うべきか、な。
そして不思議な迫力みなぎる、ポスターにも登場している 宝誌和尚立像。顔の中から顔がでてくるなんて奇抜!鑿跡(のみあと)を残す“鉈彫”(なたぼり)という彫法というものも気になった。
ジャジャーン!Z-O-G-G !!蔵王権現!!三体並んだ蔵王権現が!かっこいいー!バランス命!どうやって造ったらこんなにバランス良く仕上がるんだろう…すごいな…とにかくすごいとしか言えない!
というわけで私が今回の展示で気になった仏像たちを勝手にピックアップして感想を述べてみました。本当に素人で全然勉強が足らなくてすみません。そしてどうしても好きになった仏像は絵に描きたくなるのです!それで自分なりに感動を消化させているのかなと自分を分析しています。
一木造りから寄木造りまで。とてもわかりやすく丁寧な展示でしかもぐるりと仏像の周りを近距離で一周できる素晴らしい展示でした。意外と前は造りこんでいるのに、後ろはちょっとテキトー感がある仏像もあったりして、あー途中で疲れたのかな~とか、だいたい皆参拝するときは前で拝むから後ろ見ないからあんまり力いれないのねーと勝手に想像してみたり。でも後ろも見事な装飾で手を抜かないプロ魂を感じる仏像を見ると、感服したくなるというか、身が引き締まる思いになるというか…。
今回も素敵な仏像をたくさん見れて幸せでした。大阪市立美術館さんありがとうございました。
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