革と帆布のコンビショルダーの革についての雨対策

サクラダ(2)

コナランスタッフのサクラダ(2)です。

今年新色も出た「ポケットたくさんのショルダーバッグ」。

見た目もかわいく、なおかつ機能的なので気になってくださる方もたくさんいらっしゃいます。

が、やっぱり気になるのはかぶせの革についての「水の耐性」ではないでしょうか。

このバッグの革は特に何も加工されていないヌメ革なので、雨や水が心配になるのではないでしょうか。

元々革の色も薄いし・・・。

そこで、製造元さんからこのバッグに使われている革の端切れをもらって水に濡れた時の検証をしてみたいと思います。

今回は片方はそのままの状態で、もう片方には革用クリームを塗った状態で水をつけてみたいと思います。

水実験用の革

まずは比較用に同じ革を2つに切ってAとBを用意しました。

次に、Aにコロンブス社の革用クリーム「ブリオクリーム」を塗布します。

革クリーム塗布

スッとなじむかと思いきや、均一に塗るのがなかなか難しい・・・。それでも丁寧にコツコツと塗り続けること数十秒。

クリーム塗布後

クリームを塗った直後は少し色濃い表情をしてましたが時間が経つにつれてその赤らめた表情は落ち着きを取り戻してきました。

そして満を持して水実験。

ペットボトルの水を手に取り、それぞれの革に投下します。

最適な水量を手に取るのがうまくなったもんだ。が、しかし

水を落として、カメラを取って構える間までに、すでにBは仕事を終えていました。

カメラを手に取りながら横目で追いかけてましたが、Bの革に水滴が付いてからみるみるうちに「じゅわ~」と拡がる感じの映像がスローモーションで脳裏に焼き付いたのみで肝心のシャッターチャンスは足早に去っていきました。

とりあえず、カメラの設定する暇もなく急ぎで撮影。一人で実験って大変。

水滴が残るAも少しずつ浸食が始まってる模様なので急いで拭き取り。

革クリームを塗ったAに関してはすぐに拭き取れば水跡はそれなりに目立たないようです。

一方Bは煮卵のような美しい陰影を残したまま、しばらくはその表情を変えようともしません。

後にこの陰影も少しずつ薄くなってきているようですので、長時間放置後の画像もまた後日公開いたします。

クリームを塗ることによって革の色に若干の変化が見られましたけど万一のことを考えたら予めメンテしておくのも良さそうです。

ひとそれぞれ楽しみ方、使い方も違いますが今回の記事が何かの参考になれば嬉しいです。

※追記

その後、24時間程度経って改めて撮影しました。

Bのほうもだいぶ薄くなってきましたが、まだ跡がハッキリとしています。

経年変化もチェックすべく別の切れ端の革を用意。

経年変化の革

はしっこにちょっとワックス塗って準備完了。

窓

窓際に置いて、日に当てて、長い実験の始まりです。

実験が終わるころに商品が完売してなければいいですが・・・。

こう見えてポケット充実。そして使いやすい大きさのショルダーバッグ。日本製バッグのconaran-コナラン-
帆布とヌメ革の組み合わせがおしゃれなショ...

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