いつもの藤原宮跡

私の生まれは武蔵の国。何故か奈良に惹かれ8年前に単身でやってきた。

当初は奈良市の西大寺に住んでいて、その交通の便の良さと歴史の深さと大好きな奈良公園にすぐに行ける立地がとても気に入っていた。

が、結婚を機に奈良の中和へ引っ越すことに。平城京から藤原京へ。

同じ奈良でも雰囲気が全然違う。鹿さんもいないし、すぐ近くにお寺もない(ちょっと行けばあります!)

そんな橿原に住んで約7年…。やっとわかってきた良さ。

革ボタンを始めとする伝統産業との出会い、今井町という歴史ある町にある興味深過ぎるお話し(これについてはいずれお話しします)。毎日眺める藤原宮跡の広大な土地。

なんて贅沢な場所に住んでいるんだ!気づくのが遅いよぉ

こんな景色を毎朝見てるんです。すごくないですか?!

何がすごいかって、うまく言えないんですが…。日本が生まれる神話の時代からこの土地は特別で神様がたくさんいて…国を作る人たちがたくさん集まって争い事も絶えなかったけどずっと今の今まで歴史が続いていて…。尊いなと。

一見、何にも無いところにロマンがある!何にも無いからこそ想像できる魅力がある。

私は目に見えない人々の気持ちが好きなのかな。この土地にいて感じる空気や山々や空の動き。ずっと昔からそのまま続いている。“歴史”じゃないのかな今は昔。ずっと繋がっているこの瞬間。

こんな魅力的なこの街をもっと多くの人に知ってもらいたい!というほどの意気込みがあるわけじゃありませんが、ちょっとずつでもこの想いを広めることができたら素敵だな。昔を思ってドキドキワクワクする気持ち。何かがあって私たちが今ここにいるという事実。すごいことだな~。なんて尊いことなんだろ。

ここから始めたい。はじまりの地で始まる何か。

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