さくらももこ先生
正に私の先生でした。そして憧れの人であり、目標であり、師匠でした。
小さい頃に出会った「りぼん」その中で他の作品とは異彩を放つ「ちびまる子ちゃん」に衝撃を受けた。
なんでキラキラした可愛い漫画の中にこんな作風の漫画があるんだろう??(もちろん岡田あーみん氏にも衝撃を受けた)
そこからまる子が好きになって、アニメ化した時ちょうどまる子と同じ小学三年生だった。
まるで自分みたいな、ダラダラしていてめんどくさがり屋の主人公。そして能天気な父ヒロシもうちの父にどこか似ていた。
他人とは思えないまる子。それを描くさくら先生。私は先生の大ファンになっていて、ファンレターを出したりもしていた。
当然、将来の夢は漫画家だった。
自分の絵は明らかにさくら先生の影響を受けている。友達にもまる子の絵に似てる、と言われたことがある。
さくら先生の絵が好きだった。ほのぼのとした優しい柔らかいタッチのカラフルな絵。先生が描いた曼荼羅に触発され、高校の時の絵の課題に曼荼羅を描いた程だった。
先生のエッセイも好きだった。下ネタも割とあって、自分を包み隠さず誇示せず、飾らない人柄も好きだった。
先生みたいになりたかった。漫画にエッセイに編集長に、DJに、作詞家に…いろんな才能がある先生が羨ましかった。
これからだって面白い作品がどんどん生まれたはずだった。きっとおばあさんになっても、ものすごく面白いばあさんになっていたはずだ。
早すぎてびっくりしている。信じたくない。
だって今の私があるのは先生のおかげだから。
今の自分が形成されたのは明らかにさくら先生の影響があるから。
自分を語る上では絶対に無くてはならない人。
そんな人が亡くなって何かが欠けたような気さえしている。
身内以外で誰かの死をこんなに強く意識した事はない。
辛いし胸が痛い。
ただ、感謝しかない。
私が勝手に好きで憧れていただけだけど、ありがとうございました、と伝えたい。
本当に本当にありがとうございました。
先生が大好きでした。
これからも永遠の憧れであり、目標です。
私に生きる希望を与えてくださり、ありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
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