コナランスタッフのサクラダ(2)です。
当店のオリジナルリュック「conaranのママリュック」の次の仕上がりが近づいてまいりました。
予定では近々仕上がる予定です。
販売開始から5年、小さい子ども2人分の荷物が入る容量と普段持ちでもいけるデザインのママリュックとして販売してきました。
毎回このリュックは“持ってても誰ともカブらない”ほど超小ロット生産でやってきておりますが、小ロットゆえに手の込んだ作りが実現しています。
先日、職場さんが丁度ママリュックを製造しているタイミングだったので職場にお邪魔していろいろと見せていただきました。
バッグの各パーツはもちろんしっかりと丁寧に作られていますが、
中でもこの「ロックミシン」を使った処理、ここも手を抜かずしっかりとやっていただいてます。

この作業は通常の作業に「プラスアルファのひと手間」な部分になります。ではなぜわざわざ手間が増えるロックミシンをかけていただいているのか?ということですが、
まず、このママリュックに使っている帆布は素材の表情風合いをそのまま残すために、のり付けされていない帆布(倉敷のタケヤリ帆布)をそのまま使用しています。
ただ、帆布の端がのりどめされていないものは端から糸がほつれてきます。
横糸がはらりはらりと取れていくイメージです。
(帆布にロウの加工等が入っている場合は除きます)
ですので帆布の端にロックミシンをかけて縫い目のやぶれやほつれを防ぐようにしています。
こんな感じです。


職人さんがわかりやすいように黒い生地でやってくれました。

ほぼ全てのパーツでこのロックミシンをかけています。
このひと手間を入れることが少しでもながく使ううえでとても大事なことです。
と、さも「当然ですよ」というわかったような説明をしている私ですが、
これ全部職人さんの提案でこうなってます。
その他にも縫い代を大きくとってもらってバッグの強度を上げてもらったり、職人さん先導でいろいろやってもらってます。はい。
他にも前ポケットの作り方をマイナーチェンジしてもらったり(もちろん良い方に)。良い方向にむけていろいろと試行錯誤しながら生産しています。
もしよかったらママリュックのページも見てください。
よろしくお願いします。
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